規模の大小にかかわらず、あらゆる企業・事業者に対し、地球規模の持続可能性や社会課題の解決といった視点を踏まえた経営姿勢が求められる時代となりました。そうした姿勢が、市場や顧客、従業員、取引先、金融機関、地域社会など多様なステークホルダーからの信認につながり、結果として企業価値や業績の向上へと結びついていく――社会全体が、従来とは異なる循環型の構造へと移行しつつあります。
同時に、組織のあり方や人材活用の考え方も大きく変化し、フラット化や多様性が一層進展する時代を迎えています。
社名に含まれる「SAS」は、「Sustainable and Available Service」の頭文字を取ったものです。「持続可能」であり、かつ「有用性」のあるサービス。この二つを同時に満たすことは決して容易ではありませんが、私たちはそこにこそ、これからの企業活動に求められる本質があると考えています。
企業活動の目的が利潤にあることは言うまでもありません。しかし、短期的な効率や目先の成果のみに重きを置いた判断を重ねていけば、社会的な信認や長期的な持続性を損なうリスクを孕みます。これからの時代には、即効性や分かりやすさだけでは測れない価値にも目を向け、あえて遠回りに見える選択を行う覚悟が求められる場面も増えていくでしょう。その意味において、私たちは今を「脱プラグマティズム(脱・短期実用主義)」の時代と捉えています。
また、近年の生成AIをはじめとするテクノロジーの進展は、企業活動や専門サービスのあり方そのものに大きな変化をもたらしています。効率化や自動化が進む一方で、価値判断や構想力、社会との関係性をどう設計するかといった領域では、人の関与がこれまで以上に重要になります。私たちは、テクノロジーを適切に活用しながらも、人の思考や視点、倫理性を重ね合わせることで、より持続的で意味のある価値創出が可能になると考えています。
現状に寄り添いながらも、付け焼き刃的な対応に終始することなく、中長期的な視点に立って「持続可能性」と真の「有用性」の両立を体現すること。弊社は、このスタンスを事業活動の基盤とし、企業や社会の持続的な発展に資するサービスの提供に努めてまいります。
今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。
SASインスティテュート合同会社
代表社員 佐藤 創